筋肉の収縮をしっかり感じよう

ハンマーカールする男性

筋トレを始めた頃は色々気にしながらやっているという人も、慣れてくると徐々にメニューをこなすようなトレーニングになってしまっているのではないでしょうか。

筋トレでは狙った筋肉に対して刺激が入らないと効果が出にくくなってしまいます。

今回は、筋肉の収縮をチェックししようというお話です。

関節の動きと筋肉は連動するとは限らない

筋肉は基本的に骨格に付いて、関節などを動かす役割をしています。

筋肉が収縮することで骨格同士が近づいたり離れたりして関節などを動かしているわけですが、逆に関節の動きがその筋肉を必ず収縮させているとは限らりません。

例えば、肘を曲げる時力こぶを作る上腕二頭筋が収縮しています。

肘という関節は、他に影響する筋肉が少ないため関節の動きに少なからず上腕二頭筋が関与しています。

ところが、肩関節になると事情が変わります。

肩関節は複雑な動きが出せる関節なので多くの筋肉が関与しています。

さらに、肩関節の構成部位である肩甲骨自体も多くの筋肉が関与して動くという関節です。

このため、腕を水平に持ち上げれば三角筋がしっかり使われているかというとそうではありません。

このように動く箇所によっては、必ずしも狙った筋肉がメインで動くとは限らないということです。

どの筋肉が動いているのか意識をしていないと別の筋肉がメインで使われて、求めている筋肉の形と違っているなんてことが起きてしまうわけです。

まずは収縮を意識してみよう

筋トレの時にはまず狙った筋肉が収縮しているかを意識しましょう。

特に、背中や上腕二頭筋などのトレーニングはスタートポジションが筋肉が伸びた状態になっています。

そのままやり始めると筋肉の収縮感を感じるよりも回数をこなすことに意識がいきやすくなります。

毎回毎回しっかりと収縮を感じてやればしっかり刺激が入りますが筋肉の疲労感も強くなります。

そして、同時に身体の疲労感も強くなり集中力も低下していくため種目や回数が減りやすくなります。

無理してやれば、時間の後半は惰性になってしまってメニューの前半の筋肉ばかり発達してしまうなんてこともあるかも知れません。

週に何回もジムに行くような方であれば良いですが、週に1回ぐらいなのに種目数が減ってしまうと変化も感じにくく継続しにくくなってしまいますよね。

そんな時は、最初の1回に収縮感を感じるようにしてみてください。

2回目以降は最初のフォームや収縮感を意識しながら動くようにしてみましょう。

ただなんとなくやるよりは、しっかりと筋肉に刺激を入れられますよ。

まとめ

慣れてくるとなんとなく惰性でやってしまいがちですが、せっかく時間をとってやるわけですから結果に結びつけたいですよね。

収縮感しっかり感じてみてくださいね。