
【素朴な疑問】ヒップリフトがうまく出来ない
- 素朴な疑問
- 2021/11/26
- 2025/05/29


じゃ、「うまくできない理由」と「ちょっとしたコツ」について見ていこう。
まずはヒップリフトの基本をおさらい




このとき主に使っている筋肉は、お尻(大殿筋)、太ももの裏(ハムストリングス)、そしてお腹まわりの筋肉です。
これらがバランスよく働くことで、美しいヒップラインを作ってくれるんですね。
よくある間違い、してませんか?
でも、いざやってみると…
- 腰が反って痛くなってしまう
- 膝がパカっと開いたり内側に入ってしまう
- お尻がしっかり持ち上がらず、腰が落ちてしまう
こんなエラーがよく見られます。
特にピラティスなどでは、お尻→背中の順で“シールを剥がすように”ゆっくり持ち上げるのがポイント。でも、慌てて背中から持ち上げちゃう…なんてこともありがちです。
では、なぜこうしたエラーが起きてしまうのでしょう?
実は「膝の立て方」がすごく大事
「えっ?膝を立てるなんて、ただ曲げるだけじゃないの?」
そう思いますよね。でも実はここが落とし穴。
ヒップリフトがうまくいくかどうかは、この最初の「膝をどう立てるか」でかなり決まってくるんです。
鍵になるのは、太ももの裏「ハムストリングス」

主に「膝を曲げる」と「股関節を伸ばす」という働きをします。
ヒップリフトでは、このハムストリングスが膝を安定させながら、お尻をグッと持ち上げてくれる重要な筋肉なんです。
でも…
ハムストリングスのバランスが悪かったり、筋力が弱かったりすると、膝のねじれや力の出しづらさが起こってしまいます。
こんな状態、ありませんか?
- 膝を立てたとき、つま先が外に開いてしまう
- 逆に、内側に寄ってしまう
- 片方の脚だけ踏ん張りにくい
こうした場合、膝が「内ねじれ」「外ねじれ」を起こしていて、ハムストリングスの内外のバランスが崩れている可能性があります。
このねじれがあるままだと、動きの中で膝がどんどん開いたり閉じたりしてしまい、うまくお尻を持ち上げることができないんですね。
ハムストリングスの修正
つま先がまっすぐ引けない、膝が割れるなどのエラーがある場合は、ハムストリングスの動きの修正から行いましょう。



意識していないのに膝の中心に対してつま先側が外側や内側に動くようならば膝のねじれが起こっています。この場合は、まっすぐ引くように意識して動かすようにしましょう。
※わかりにくい場合は、膝に近い太ももの後ろを触りながら、曲げ伸ばしをしてあげると筋肉の感覚がつかめますよ。

まっすぐ引けるようになったら、ヒップリフトにチャレンジしてましょう。
正しい膝の立て方で、動きがグッと楽になる!
膝を曲げるときは、つま先と膝がまっすぐ正面を向くように意識しましょう。
床に足をつけた瞬間から、太ももの裏が自然に働く位置にあるかが大切です。
これだけでも、ヒップリフトがグッとやりやすくなりますよ。
膝が割れたり、ハムストリングスの動きがあまり感じられない人は、膝の曲げ伸ばしするところからハムストリングスを触りながらゆっくりと意識して動かしてみてくださいね。
まとめ:少しずつでOK。丁寧なフォームが体を変えます
「ちゃんとできてるつもりだったけど、膝の立て方まで気にしてなかった…」
そんな方も多いはず。
でも、ちょっとした気づきが体を変えるきっかけになります。
ヒップリフトは地味だけど、とっても効果のある動き。特にお尻や腰回りが気になる方にはぴったりです。
ぜひ次にやるときは、膝の立て方から意識してみてくださいね。
ヒップリフトはこんな方にオススメ
- お尻のたるみが気になる
- 腰まわりがスッキリしない
- 太ももの前ばかり使って疲れやすい
- 膝が不安定でエクササイズが苦手