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座りっぱなしで腰やお尻が重だるい…骨盤の関節、固まっていませんか?

座りっぱなしで腰やお尻が重だるい…骨盤の関節、固まっていませんか?

こんなお悩みありませんか?

デスクワークや在宅勤務で、気づけば何時間も座りっぱなし。
立ち上がるときに「あれ、腰が…?」となること、ありませんか?

💭 こんな症状、当てはまっていませんか?

  • 腰からお尻の奥に、重だるい感じや張り感がある
  • 立ち上がるとき、最初の一歩に違和感がある
  • 座っているほど、お尻が重くなる
  • 朝、身体がこわばって動きにくい
  • 柔らかいソファで休むと逆に違和感が強くなる

👉 ひとつでも当てはまったら、「仙腸関節(せんちょうかんせつ)」が固まっているサインかもしれません。

骨盤には“動く関節”があります

骨盤は、背骨の下にある仙骨(図の青い部分)と寛骨(図のピンク色の部分)に分かれていて仙腸関節(図の重なった紫の部分)というわずかに動く関節”でつながっています。

女性の後ろ姿イラスト、骨盤透け表示、仙腸関節(sacroiliac joint)が腰の少し上でハイライトされている解剖図。
腰に手を当てて指でゆっくり骨盤の縁をなぞっていくと少し凹んだところがあります、それが仙腸関節です。

座りっぱなしで腰が重くなるメカニズム

「座っているだけなのに、なんで腰がだるくなるの?」

その答えは、仙腸関節への圧力集中と筋肉のこわばりにあります。

固まるメカニズム

  • Phase 01

    長時間座りっぱなし

    女性の後ろ姿が椅子に座っているイラスト。仙骨と腸骨の接合部(仙腸関節)に体重が集中していることを矢印で示している。

    長時間同じ姿勢で座っていると、体重が仙骨と腸骨の接合部(仙腸関節)に一点集中します。 椅子に深く腰掛けた状態が続くと、この部分に圧力がかかり、関節周囲の組織が徐々に固まっていきます。

  • Phase 02

    お尻の筋肉が圧迫される

    女性の背面ビューのイラスト。お尻まわりの筋肉(大臀筋、中臀筋、ハムストリングス、梨状筋)が圧迫され赤く強調されている。

    仙腸関節に体重がかかることで、大臀筋・中臀筋・ハムストリングス・梨状筋などのお尻の筋肉が押しつぶされ、血流が滞ります。 筋肉が硬直すると、関節の微細な動きも制限されてしまいます。

  • Phase 03

    骨盤まわりの筋肉が緊張

    女性の後ろ姿のイラスト。仙腸関節がロックされたように青で強調されている。

    関節まわりの筋膜・靭帯が硬くなり、仙腸関節がロックされたように動かない状態に。 この段階になると、動き始めの違和感がだるさが出やすくなります。

知っておくと安心

🩺 これは戻らないの?
心配しなくて大丈夫!多くの場合、これは病的なものではなく、「動かさなかったこと」によって一時的に動きに制限がかかってしまっただけです。
🔁 「動かさない → 固まる → 動かすと重だるい」
という悪循環に入っているだけなので正しくケアすれば、また動き始めますよ。

かんたんセルフチェック

あなたの仙腸関節、固まっていませんか?

  • 1日6時間以上座っている
  • 立ち上がるときに「よいしょ」と言う
  • 腰が重くてだるい感じが続く
  • 姿勢が悪いと言われる
  • 朝、身体がこわばっている

3つ以上当てはまったら、要注意!
仙腸関節まわりの組織が固まっている可能性があります。

腰の重だるさ解消!今日からできる仙腸関節ケア

難しいことは不要。
血流を回復させて「関節を再び動かす」ことがポイントです。

  • まずはこれだけ!1時間ごとに立ち上がる

    座りっぱなしは、関節や筋肉のこわばりにつながります。
    まずは1時間に一度、立ち上がって軽く身体を動かすことから始めましょう。腰を回したり、伸びをするだけでもOKです。
    血流が促され、関節の動きがスムーズになり、筋肉のこわばりも和らぎます。
    ⏱️ポイント:「つい忘れちゃう…」という方は、スマホのリマインダー機能を使うのもおすすめですよ。

  • オフィスでできる!ケア2選

    オフィスでも簡単にできるケアをご紹介します

    テニスボールほぐし

    椅子に座ってテニスボールをお尻から太ももの下に当て、梨状筋と臀筋、ハムストリングスをセルフマッサージしてコリをゆるめている女性のイラスト

    テニスボールをお尻の下に置き、体重をゆっくり預けてほぐすケアです。
    「心地よい圧を感じる」場所を見つけて深呼吸しながら1〜2分。
    深いコリがゆるみ、腰や脚がスッと軽くなります。

    🌟ポイント
    しびれや強い違和感が出るほど押さないこと。終わったあとに脚を軽く動かすと、さらに血流が戻りやすくなります。

    膝抱えストレッチ

    椅子に座って片膝を胸に引き寄せ、臀部と股関節まわりをストレッチしている女性のイラスト

    椅子に座ったまま片膝を胸に抱えて、骨盤まわりをゆるめるストレッチです。
    3秒ほど抱えてゆっくり戻す動きを2〜3回。左右交互に行いましょう。
    腿の付け根のつまる感じや、腰の重だるさがスッと楽になります。

    🌟ポイント
    背筋を伸ばしたまま行うと効果アップ。呼吸を止めずにやさしく動かして◎

  • おうちでケア:体幹の筋肉を目覚めさせる

    仙腸関節をしっかり支えるには、体幹の深い筋肉(多裂筋・腹横筋・骨盤底筋)を働かせることが重要です。
    ただし、「体幹トレ=つらい筋トレ」と思う必要はありません。むしろ大切なのは、やさしくスイッチを入れることです。
    椅子や床に座ったまま、呼吸に合わせて骨盤を前後にゆっくり揺らすだけでもOK。小さな動きでも深層の筋肉は目覚め、腰の安定感や姿勢のラクさにつながります。
    🌱 コツ:がんばりすぎず、丁寧に、ゆっくり行うこと。毎日1〜2分の習慣が、少しずつ変化を生みます。

「動かす」と身体は応えてくれる

座りっぱなしの生活は避けられません。
でも、ほんの少しの意識とケアで、身体の軽さは確実に変わります。

「あれ、今日は腰が軽いかも?」

そんな小さな変化を感じられたら、
それはあなたの身体からの“ありがとう”のサインです。

気になった方へ、
まずは体験してみませんか?

あなたの身体の状態に合わせて
最適なプログラムを体験いただけます。
ご相談はお問合せからお気軽にどうぞ。

ちょこっと補足

📌 本記事は医療的な診断や治療を目的としたものではありません。
長時間座ることによる身体の不調を、セルフケアで軽減するための情報をお伝えしています。
腰や脚に痺れや痛みなどの強い症状がある場合や、日常生活に支障がある場合は、 医療機関への相談をおすすめします。