お尻の下の気になる出っ張り、それ骨ですよ
2022/03/10お尻の下のポコっとした盛り上がりが気になるという方は多いのではないでしょうか。
ダイエットを頑張ってもなかなか小さくならないのは、実はそれ骨なんです。
今回は、股関節の姿勢と体型の関係のお話です。
原因は不安定な股関節
ポッコリと膨らんでしまったお尻の下のライン。
腰が低く見えたり、スリムタイプのパンツが引っかかってしまって履けないなんてお悩みの方もいるのではないでしょうか。

この膨らみの原因は、股関節がきちんと安定していないためです。
股関節部分を支えている筋肉群が正常に動いていれば、太ももの骨はしっかりと骨盤にはまった状態になります。
そうするとおへその辺りの最も骨盤が広い部分と同じラインぐらいに脚の骨がきます。
※太ももの骨はかなり個人差があるため、形状のために骨盤よりも太ももの骨のほうが外側に来るという方もいます。
ところが、股関節を支える筋肉が安定しないと太ももの骨が骨盤から離れやすくなります。
女性は骨盤が男性に比べ横に広い形のために、太ももの骨の角度が広くなりやすいために膨らみやすくなってしまうのです。
更に、体重が増えるほど上半身の重さが股関節にかかるため広がりやすくなります。
骨が外側に倒れやすくなるのを支えるために周りの筋肉が発達するので、どんどん大きく膨らんでいきます。
なので、身体が大きい人ほどこの部分が盛り上がって腰から太ももにかけて丸みを帯びた体型になりやすくなります。
脚の形との関係
このタイプの人は、基本的にO脚やX脚などになっています。
脚の形のために股関節が不安定になったのか、元々股関節が上手く使えていないために脚を巻き込む使い方をしたので、O脚などになってしまったのかは人それぞれです。
ただ、脚の形と股関節の不安定さは相関関係があるため同時に改善できる可能性がありますよ。
股関節を安定させよう
脚の形と骨盤周りの出っ張りが気になるという方は、まず股関節を安定させることが大切です。
ほとんどの場合、太ももの前の筋肉を中心に使うクセがついているので、股関節の動きを修正することから始めましょう。
オススメの運動は、ピラティス。
寝た状態で腹部と下半身をつなぐ動きを中心に行うため、脚を踏ん張ることが少なく、股関節を外側に回旋させる動きも行うので、股関節周りと体幹部の筋肉を連携して動かす感覚をつかめますよ。
ただ、最初はかなり難しいのでマンツーマンか少人数のセッションで、しっかりと身体の動きを教えてもらうようにしてくださいね。
オンラインなどで多人数のレッスンでは、股関節の動きなどがわからずにいつもの太ももの前の筋肉などで脚を持ち上げたりしやすくなるので、あまり意味がありません。
とりあえず身体を動かすではなく、「動きを習得すること」が大切ですよ。
まとめ
股関節は、複雑な動きができる分ねじれが起きやすい場所でもあります。しっかりと身体をコントロールできるようにして、理想のボディラインを手に入れてくださいね。
また、股関節が安定しない状態で、痩せようと運動すればするほど股関節を支えようと筋肉が発達するので、かえって逆効果になります。
注意してくださいね。