身体をナビゲートする

コンパスでナビゲートする

ナビと言うと車などで使われる地図の音声案内ですよね。

では、身体をナビゲートするというとどういうことでしょうか?

今回は、イメージと身体の動きについてのお話です。

無意識の動き

歩くのにいちいち右足を前に出して、左足を前に出してなんて考えていないですよね。

目的地までひたらすら、考えることもなく脚を左右に出しているだけだと思います。

もちろん、正しく動いていればそれでなんの問題もないのですが、正しく動いていないから色々問題が出てきます。

脚を前に出すときには、骨盤から太ももの骨が振り子運動のように前に出てきます。

ところが、骨盤を脇腹で引き上げたり、骨盤自体が前に出てきたりなど、股関節以外の部分が動いていたりすることがあります。

お尻を振ったり、ノッシノッシという感じでロボットっぽいなんだかぎこちないような歩き方をしている人は、主に骨盤が動いてしまっています。

周りから見ているとちょっと違和感を感じてしまっても、御本人はあまり意識せずに歩いていることがほとんどです。

もちろん、脇腹を痩せるためとか、スカートをアピールするためのモデル歩きを意図的にやっているのであれば、それはそういう身体の動かし方をしているので問題はないと思います。

いつもそれだとやっぱり問題はあるにはありますが…。

でも、無意識でやっていると本来の筋肉とは別の筋肉が使われてしまうので、問題になるわけです。

ナビゲートしよう

ナビゲートは元々英語で「誘導する」とか「航行する」という意味になります。

つまり、身体を誘導してあげるということです。

日常の動作でも、どの関節がどのように動くのかをイメージしてその動きに合わせていきます。

歩いている時に、左右の脚の動きが股関節からの動きになっているか。

股関節に対して太ももの骨はどんな風に動いているのか、などをイメージしていくわけです。

股関節から動いていなければ、歩くときには身体をどこから動かしているのだろうかと、ご自分の身体の動きを意識してあげることで、身体の無意識の癖を発見することができますよ。

このような身体のナビゲートには、ピラティスが効果的です。

ピラティスで姿勢が良くなるとか、スタイルが良くなるとか言われていますよね。

ピラティスは、元々身体のコントロールをすることで、カラダ本来の動きを取り戻し余分に動いてしまっている筋肉への負荷を下げたり、身体を安定させやすくしていきます。

その結果として、姿勢やスタイルに反映するというわけです。

つまりキチンと身体をナビゲートして、コントロールすることで、身体が自然な状態に戻れるわけですね。

ナビゲートするためには、本来の動きがどういうものかを知る必要があります。

それらをしっかりイメージと身体で感じ取ってもらうことではじめて身体をコントロールすることができますよ。

まとめ

ナビゲートするためには、地図を知っていなければなりません。

身体をナビゲートするためには、本来の身体の動きをしっかりと感じ取ってくださいね。