【素朴な疑問】脚のラインがきれいにならない
- 素朴な疑問
- 2022/03/19
- 2022/03/19
モデルさんみたいにスラリとまっすぐ伸びた脚になりたいという脚に対するコンプレックスを持っている方多いですよね。
そのために、モデルさんたちがやっている美脚トレーニングを欠かさないという方もいるのではないでしょうか。
また、痩せようとダイエットも頑張っているのに、なぜか細くならないし真っ直ぐにもならない…。
今回は、脚のラインのお話です。
脚のラインを形作るもの
脚のラインというと骨盤から踵までのラインが一般的ですよね。
引き上がったお尻、真っ直ぐなライン、キュッとしまった足首というのが理想的な形ではないでしょうか。
でも、ポッコリ膨らんだ股関節、大きく外に膨らんだり膝の内側に弛んだ太もも、ボッテリとした膝、パンパンに張っている脛、ブヨっとしてメリハリのない足首、このどれかもしくはいくつかについて悩んでいる女性はとても多いですよね。
では、この脚のラインを形作っているのはなんでしょうか。
まず、軸となる骨ですが、大きく分けると骨盤部分である”寛骨”、太ももの部分である”大腿骨”、膝についている”膝蓋骨”、脛を形成する”脛骨”と”腓骨”で構成されています。
骨は、たしかに長さなどが人によって違うため、人より骨盤が広いとか、大腿骨と脛骨との長さのバランスが違うなど、遺伝的な要因が全く無いわけではありません。
ただ、その差は足の長さや骨盤周りの大きさだけなので、違ってくるのはお尻の大きさぐらいでしょうか。
また、骨の太さもあるので脚の細さに若干の影響はあるかもしれませんが、そこまで大きな影響はないと思います。
つまり骨の差では大きく体型が違ってしまうということではないということです。
では、次に気になるものと言えば、そう脂肪ですよね。
脂肪は身体全体に均等に付くので、全身が太っている場合はもちろん脚の太さにも影響してきます。
ただ、痩せているのにとかダイエットしたのにという疑問が残りますよね。
むくみも気になるところですが、むくみは時間経過で起こることが多いのでそれだけでもないようです。
では、犯人は誰でしょう?
ラインを崩す犯人は
骨でもない、脂肪でもない、体水分でもない最後の構成要素というと、そう犯人は”筋肉”なんです。
脚の形が悪い人の多くは筋肉によって不必要に膨らんでいるところがあったり、筋肉のバランスが悪く脚の骨をねじったりズラしたりして見栄えを悪くします。
脚のアチコチに力こぶができているというとイメージできますか。
脚の筋肉は、立ったり歩いたりすることで毎日使わます。
筋肉は使われていると萎縮しにくいので、無理なダイエットをして筋肉が落ちるとしても相対的に使われにくい上半身から落ち始めますし、使っている筋肉が落ちるのは身体への負担もかなり大きくなってしまいます。
また、筋肉はトレーニングすることで発達する性質があります。
筋肉によって形が崩れてしまった脚を引き締めようと、さらにトレーニングをするとどうなるでしょうか?
必要ない部分の筋肉が更に大きくなってかえって脚の筋肉の膨らみが大きくなりさらに形が崩れていくことになります。
これが、ダイエットや筋トレでは変化しない脚の形の原因です。
まずは適切な状態に戻そう
では、大きくなってしまった筋肉は小さくならずもう脚のラインを引き締められないのかというと、そういうわけではありません。
現状、形が狂うのは一部の筋肉に強い負担がかかったり、無理な骨格のバランスで立ったり歩いたりしていることが原因です。
これらの筋肉への負荷を軽減させたり、バランスを戻してあげれば必要以上に筋肉を使わなくなります。
使わなくなった筋肉は小さくなっていくので、脚の膨らみを戻すことができるということです。
では、一体どうすれば良いのかというと。
まずは、身体の使い方を知りましょう。
股関節の動き、脚と体幹との連動など一部の筋肉ではなく身体全体で安定させるようにすることが大切だということです。
また、すでにねじれて固くなってしまっている筋肉もありますので、ストレッチポールやマッサージボールなどを使って、リリースしてあげてください。
固まっている状態では、関節をねじった状態が修正されません。
膝や股関節、足首の動きに不安があるときには、しっかり修正をしてから動かすようにしてください。
身体がしっかりと動くようになれば、その後は美脚トレーニングなどを参考にしてトレーニングすれば効果が期待できますよ。
ただ、これらの筋肉の付き方は人によってバラバラなので、一度トレーナーさんとかに相談してみてくださいね。
まとめ
自分の身体をまず知ることはとても大切なことです。
どんな状態なのか、何が原因なのか、などなどしっかり知ることが理想の身体への近道ですよ。