【素朴な疑問】怪我が治っても調子が悪いのはなぜ?

怪我をした少年

捻挫などの怪我が治った後もなんだか身体の調子が悪いなんてことありませんか?

特に、下半身で怪我した側の脚に痛くて体重がかけれなかったなどで、脚をアンバランスにして歩いていたりすると起こったりします。

今回は、怪我などによって起きる身体のバランスの変化のお話です。

怪我や痛みによる変化

脚を挫いてしまったりすると挫いた側の脚をかばうように歩きますよね。

怪我をしていない方の脚に重心をおいて立ったり歩いたりするので、重心が変わることにより骨盤や股関節の状態も変わります。

そうするとその状態で身体を保つために、強く収縮する筋肉や体重がかかって引っ張られた状態で力を発揮する筋肉など、身体は通常とは異なる形で身体を支えています。

これが数日間続くと筋肉のバランスは、その状態に慣れていき筋肉のバランスが変化していきます。

痛みがひいてくれば次第に通常の歩き方に戻りますが、変化した筋肉のバランスは一緒には戻らないことが多いのです。

偏ったバランスの状態では部分的に力が集中して見た目のアンバランスを引き起こしたり、脚が疲れやすいとか痛みになることもあります。

アンバランスを戻そう

一度崩れてしまった筋肉のアンバランスは自然に戻ることもなくはないのですが、そのまま残っていることがほとんどです。

なので、元のバランスに戻すことが必要になります。

大きな怪我などであれば、整形外科などに通って医師や理学療法士さんの指導のもとにリハビリをすることになりますが、病院に行くほどでもないという怪我などであってもきちんと戻しておくことが必要ですよ。

重心位置や股関節や膝、足首などの関節にしっかりと体重が伝わって地面を踏めているかなどを確認していきます。

変に力がかかっている場所があったり、足の親指と小指の体重のかかり方が偏っている、土踏まずが潰れていたり逆に縮こまっているような場合は、うまく体重がかかっていない可能性がありますよ。

強く突っ張っている筋肉をストレッチしたり、あまり動いていない筋肉を触りながら意図的に動かすなどしてバランスを整えていきましょう。

動きのクセでも起こるアンバランス

怪我をした記憶はないけどバランスが崩れているなんてこともあります。

その場合は、日常の動作のクセによって筋肉の使い方が偏っている可能性があります。

右利きの人は右手を多く使いますし、職業などでどうしても片脚に体重を乗せることが多かったり、パソコンの操作のように右手で頻繁にマウスを使うなど左右で使い方が異なるなんてこともあります。

毎日の生活の中でもアンバランスは起きてしまうので、できればストレッチなどでリセットしてあげてくださいね。

ただ時には左右のバランスが違う状態が必要な場合もあったりします。

その時には、強く負荷がかからないような身体の使い方を覚えるのも一つの方法です。

上手に身体と付き合ってあげてくださいね。

まとめ

身体は常に色々な状況の中でバランスを保つために頑張っています。

一度大きく崩れると意図的に元に戻さないと崩れたバランスは戻らないですよ。

しっかりメンテナンスしてあげてくださいね。