なぜ繰り返す身体の不調?

肩こりの女性

肩の痛みやぎっくり腰、捻挫など身体の不調は癖になるって言いますよね。

もちろん様々な要因があると思いますが今回は身体の動かし方から少しお話します。

なぜ起こる身体の不調

ぶつかったとか転んだとか、原因になるような要素がないのに突然くる身体の不調ってありますよね。

それらはなぜ起こるのでしょうか。

ホルモンなどの内的原因によって突然起こる不調もありますが、これはお医者さんの領域のお話なので今回は割愛しますね。

考えられる原因がないのに突発的に起きる身体の不調は疲労の蓄積が主な原因です。

身体の一部の筋肉を酷使したり、本来使うべきでない部位を軸にして使ったりするとその部位に負荷が集中します。

特に、首や腰などは他の部位に比べるといくつかの骨が積み重なるような構造なのに、肋骨のような他の骨の補助がなく、また脚などのように複数の強い筋肉に囲まれているという構造でもありません。

そこに負荷が集中すると、少ない筋肉が酷使されるために疲労が蓄積しやすく、また重なっている骨がズレたりすることにも繋がります。

結果的に、蓄積が限界に達すると痛みとして出てきます。

これが、突発的に起きる不調になります。

なぜ繰り返すのか

一部の部位や筋肉が疲労して不調を起こす原因は、その部位や筋肉を酷使する身体の使い方をしているからです。

痛みがあるうちは、かばって身体を動かすので負荷がかからずに回復に向かいますが、痛みを感じなくなると再び同じような身体の使い方に戻ります。

結果的にまた同じ場所に負荷が集中し始めて、疲労が蓄積することになる悪循環になります。

他にも、捻挫のように1度起きてしまうと靭帯が伸びてしまうなどの元に戻らない怪我もあります。

靭帯が伸びた状態では、靭帯によって制限されていた関節の動きが制限されないために同じ捻挫を繰り返しやすくなります。

予防方法

身体の使い方に問題がある場合は、使い方を負荷がかかりにくいように変える必要が出てきます。

立ったり歩いたりの動作の時に、腰を使って身体を反らさないように腹部や骨盤底筋群などを使うようにしたり、巻き肩や猫背になっている人は背筋をしっかり使うなど使う部位を変えていきます。

靭帯や軟骨などを損傷してしまった場合は、その周りの筋肉を鍛えることである程度働きを助ける効果がありますよ。

こちらは、お医者さんや理学療法士さんにきちんと相談して適切に動かすようにしてくださいね。

まとめ

不調が癖になると動かすことに不安を感じてしまって運動が遠ざかってしまうなんてこともあります。

身体の動きを改善して、負のループを脱出してくださいね。