
歩き方で変わる身体の動きとボディライン
- 身体使い方ラボ
- 2022/01/28
- 2025/05/29
普段、何気なくしている「歩く」という動作。
実はその歩き方次第で、体の動き方や姿勢、そして脚のラインやお尻の形まで、けっこう変わってくるんです。
この話題はこんなお悩みがある方に
- 「最近、前モモが張ってきた気がする」
- 「お尻が下がってきたかも…」
- 「昔より疲れやすい気がする」
気になる人は、ちょっと“歩き方”を見直してみるといいかもしれません。
今回は、「歩き方の違いが体にどんな影響を与えているのか?」をわかりやすくお話ししていきますね。
歩き方で使う筋肉って変わるんです
歩くとき、「どこから脚を動かしてるか」って考えたことありますか?
実は、脚を動かす“出発点”が違うだけで、使う筋肉も、力のかかり方もガラッと変わるんです。
そしてそれが、太ももの張りやお尻の形、腰の反りやすさなんかにもつながってくるんですね。
あなたはAタイプ?Bタイプ?
ざっくりですが、歩き方には大きく分けて2つのタイプがあります。
ちょっと自分に当てはめて読んでみてください。
【Aタイプ】太ももで脚を持ち上げるタイプ

後ろ脚の膝を軸にして、前モモの力で脚を振り出す感じです。
この歩き方の人は、体がやや前のめりで、股関節がずっと緊張している状態になりやすいです。
しかも歩幅も小さくなりがちで、ペタペタとした歩き方になりやすい傾向があります。
こんな傾向、ありませんか?
- 太ももの前がいつも張ってる
- 脚が疲れやすい
- お尻が使えてなくて、平らになってきた
- 反り腰っぽくて、腰がしんどい
- むくみがち
ヒールをよく履く人や、サンダルなどかかとのない靴を履くことが多い人は、このタイプになりやすいので要注意です。
【Bタイプ】お尻や脚の裏側をしっかり使うタイプ

地面を「脚全体で押す」感覚ですね。
この歩き方の特徴は
- お尻や太もも裏がよく動いて、ヒップアップ効果◎
- 前モモが張りにくくて、脚のラインがスッキリ
- ふくらはぎの筋肉がちゃんと使えて、むくみにくい
- 骨盤から背骨まで自然に連動して動ける
と、いいことづくめなんです。
正しい歩き方を身につけるには?
「よし、じゃあBタイプの歩き方をやってみよう!」と思った方へ、簡単な練習方法をご紹介します。
- みぞおちに手を当てて、そこから脚を前に出すイメージで歩く
- 後側の脚のつま先でしっかり地面を押して、体全体を股関節から前に進める
- 膝を大きく上げず、スキップするように軽やかに振り出す
すると、お尻・太ももの裏・ふくらはぎが「使われてる!」って感覚が出てくるはず。
ちょっと地味な練習ですが、これを毎日の歩きの中で意識するだけで、実はかなり効果あるんですよ。
靴選びもけっこう大事です
歩き方を整えるには、靴も大事。
かかとのないサンダルなどは、つま先を引っかけて歩くクセがつきやすく、Aタイプの歩き方になりがちです。
スニーカーやストラップ付きのサンダルなど、足がしっかりホールドされる靴を選ぶと、安定した歩き方がしやすくなりますよ。
まとめ:歩き方をちょっと見直すだけで、毎日が変わる
脚の形が気になる、体の疲れが抜けにくい、お尻がたるんできた…
そんなちょっとしたお悩みがある方ほど、「歩き方」って実は見直しポイントです。
トレーニングやマッサージも大事ですが、
毎日の歩き方こそ、実は一番身近で効果的なケアなんです。
最初は少しぎこちないかもしれませんが、続けていくうちに体の使い方が変わって、姿勢やボディラインにも変化が出てきます。
「自分の歩き方、どうなんだろう?」と感じたら、まずは今日の帰り道からちょっとだけ意識してみてくださいね。