補助具などを上手に使いましょう

膝サポーター

捻挫を繰り返して足首が緩い、膝に痛みがある、足裏などにタコなどができて無意識に庇ってしまうなど、身体にお悩みが多い方も多いのではないでしょうか。

こんな時は、サポーターや痛みを緩和するテープなどの補助具を使ってみましょう。

緩みや痛みを庇うとネジレの原因に

身体にネジレが起きる原因の一つにこのような関節の緩みや怪我などがあります。

例えば、足首が緩いとどうしても体重がしっかりと足裏に乗らずに内側に倒れたり外側に傾いたりします。

そうすると、歩くたびに土踏まずが潰れたり、靴の中で脚が横滑りしたりすることになります。

足首にまっすぐ力がかからなければ、脛の骨は必然的にどちらかに傾くことになります。

脛の傾きは膝のネジレになり、太ももの骨がズレて股関節にネジレが起きて…と骨と関節がバランスを取りながら積み上がる積み木のような状態になっていきます。

歩いたり走ったりすると全体重が足首にかかることになりこの微妙なバランスで身体を支えることになるので、歩けば歩くほどバランスを支えるために負荷のかかる部分の筋肉が発達したり、関節部分に強い力がかかったりするわけです。

ネジレは自然には戻らない

身体に起こるネジレは、一時的に怪我を庇ったりすることでも起こります。

例えば、脚に怪我をした時などに痛くて庇って歩いたりすることがありますよね。

その時にはやはり体重がしっかりとかからないように反対の足を主軸にして歩いたり、親指が痛いなどであれば外側に無意識に体重をかけてしまったりします。

このような状態が継続的に起こるとその身体の動かし方でバランスを取るようになっていきます。

そのバランスで身体が安定すると怪我が治った後でも、そのバランスが身体の現状の普通になってしまっているので、本来のバランスに意図的に戻さなければ戻りません。

なので、そのまま筋肉が発達したり関節に負担がかかるようになってしまうわけです。

補助具でネジレを防ごう

このようにネジレが起きやすくなり、元に戻りにくいという状態になるため、できれば関節を支えたり痛みを軽減するような補助具は使えるようならば使うことをオススメします。

怪我や痛みの場合は、回復中や回復後のまだ不安定な状態の時はサポートしてあげればネジレを防ぐことができます。

関節が緩い場合は、できれば筋力などをつけて支えられるようになれば良いのですが、筋力をつけるトレーニングの時に、不安定になってさらにバランスを悪化させてしまうなんてこともありますので、負荷がかかりにくいトレーニングにするか、関節を安定させるサポーターなどをつけてトレーニングすることをオススメします。

ずっと使い続けるのは難しいと思いますので、長時間負荷がかかるとかトレーニングの時に使うなど上手に取り入れてみてくださいね。

まとめ

過去の怪我などで身体のバランスを崩してしまっていることは意外に多いですよ。

ネジレを起こさないように上手に使ってみてくださいね。