動作を整えよう

肩の動き

身体に不快感があるとマッサージや整体に行きますよね。

でも、すぐに戻ってしまうという経験はないですか?

固くなってしまった筋肉を緩めるだけではもとに戻ってしまう可能性が高くなります。

では、どうすれば身体の不快感を改善できるのでしょうか。

今回は、身体を改善するポイントについてのお話です。

身体の不快感の原因

肩がこる、腰が張る、股関節や膝の不快感など、現代病とも言われるこれらの症状はなぜ起こるのでしょうか。

例えば肩こり。

肩こりは、首や肩周りの筋肉に強い緊張が続くことによって筋肉が疲労したり硬直することで血流が悪くなり、その部分の細胞への酸素や栄養などの供給が悪くなっている状態です。

長時間のパソコンやスマホなどで腕を持ち上げるような動作や同じ状態が継続的に続くと起こりやすくなります。

なので、肩を回したりストレッチなどをすることで固まってしまった筋肉を緩めたり、マッサージでもみほぐすなどして血流を促すことで不快感を和らげるのが一般的ですね。

ということは、パソコンなどをやっている限りは絶対に起こってしまうのでしょうか。

動きのクセ

同じように過ごしていても腰痛になる人もいれば、腰痛にならない人もいますよね。

このように、パソコンをしていても肩周りや首が疲労しやすい人もいれば、わりと軽い人もいます。

これらの違いは、動きのクセによるものです。

普通に立っている状態でも反り腰になったり巻き肩になっているなどの違いがある上に、歩く、走る、手を挙げるなどの動きによって様々な身体のクセがあります。

人の身体ではその人が使いやすい筋肉と使いにくい筋肉があって、関節を動かすときにどの筋肉が動くかによって、その関節だけでなく他の関節に影響が出たり通常は動かないはずの筋肉が動きます。

関節が本来の筋肉によって動いている状態では良いのですが、筋肉が偏ったり関節の動きが悪くなると必要のない負荷がかかりやすくなってしまうことになります。

ひどい場合は怪我や痛みの原因になることもありますが、多くの場合姿勢が悪くなったり疲れやすかったりする程度の影響しかないので、そこまで気にすることもないことが多いのではないでしょうか。

動きを整えよう

動きのクセによって人によっては、肩こりや腰の不調を感じやすくなるので改善するためには、ただ筋肉を緩めるだけではなく”動き”を整える必要があります。

例えば、巻き肩の人の場合

肩の動きに制限がかかっている場合が多く、パソコンの操作のときのようにひじを張った状態になると肩に制限がかかり肩甲骨ごと肩が前方に動いてしまいます。

このために、巻き肩になってしまっている人も多くいます。

補足

原因は様々なのでこれだけが巻き肩の原因とは限りません。

このような場合、肩が必要以上に前に出ているので腕の動きが不自然になりやすく、肘や手首にも負担がかかりやすくなります。

そのため肘のあたりや肘から手首に掛けてが張ったり、手首や指に痛みや不快感を感じやすくなります。

このように動きのクセによって特定の部分に負荷がかかりやすい状態になっている人は、不快感を感じやすくなるわけです。

身体に負荷をかけてしまっている身体の動きのクセを改善していくことで、身体の不調を改善していくことができますよ。

まとめ

どんな人でも動きのクセはあるものです。

クセが悪いというわけではなく、身体に影響するクセをなるべく改善することが大切ですよ。