運動すると脳が元気になる2017/10/05

こんにちは、明大前のトレーニング&コンディショニングスタジオ スタジオアンの河合です。

 

一昔前に脳トレがはやりましたよね。

単語暗記や、計算、記憶などを毎日やることで脳を活性化するという方法でした。

 

しかし、欧米では脳だけを鍛える脳トレよりも身体を動かすことで脳を活性化する運動が注目されているそうです。

 

健全な精神は健全な肉体に宿る

ストレスというと何か悪いもののように聞こえますが、適度なストレスは身体や脳を強化してくれます。

 

身体に適度なストレスを受けると、これに対応するためにDNAに組み込まれている内容から体内では副腎皮質刺激ホルモン(ATCH)とベータエンドルフィンを作られます。

ATCHは、副腎皮質ホルモンの分泌を促して炎症やアレルギーなどの身体的なストレスを解消します。

ベータエンドルフィンは、脳内麻薬ともいわれ鎮痛・快感作用によって精神的なストレスを解消します。

これらを合成する体内の機構はDNAに記録され強化されることで、同様のストレスに対し繰り返されるたびに対処しやすくなります。

 

また、ATCHは、肉体のストレス解消だけにとどまらず脳細胞にも働いてストレスに強い脳を作り出します。

身体を鍛えるようなストレスをかけることで、脳自体を強くすることができるわけです。

 

ただし、残念なことに勝敗にこだわったり点数にこだわったりするような競技ばかりでは、この効果は薄くなってしまいます。
勝ち負けにこだわらず、純粋に身体を動かすような運動が効果的です。

 

大きな筋肉を動かすと脳が冴える

アイデアに煮詰まったときに散歩すると良いという話を聞いたことはないでしょうか。

 

外界から強い刺激があると脳は覚醒し活動的になりますが、外界だけでなく体内の刺激も実は重要なんです。

体内からの最大の刺激は、最大の筋肉と言われている太ももの筋肉を動かすことです。

太ももの筋肉の刺激は、歩くことやスクワットなどの運動によって発生します。このため、歩くことによって脳が活発になりアイデアが浮かぶのです。

 

また、太ももの筋肉の次に強い筋肉として顎の筋肉があります。

この顎の筋肉を強く刺激するのが欠伸です。眠くなったり退屈になったりすると欠伸がでますが、これは酸素不足解消だけでなく脳を活性化させようとしているのではないかという説もあります。

 

また、よく噛むことも顎の筋肉を刺激します。食べると眠くなるという人は、昼食をよく噛んで食べると眠気覚ましになりますよ。

 

 

記憶アップ効果は、適度な運動から

近年、運動が、高齢者だけでなく、軽度の認知症の方の認知症予防にも効果的であるという研究結果から、運動が推奨されるようになりました。

 

海馬と呼ばれる脳の記憶や空間学習能力にかかわる機関の機能が高まることが分かったのです。

元々、海馬は強いストレスが長期間かかると神経細胞が破壊されて委縮して機能が低下します。

しかし、運動すると神経細胞の新生を促す物質が海馬で増え、またストレスホルモンによる海馬に対する悪影響をキャンセルする方向に働きます。

 

このように運動は、ストレスなどによって低下した脳を活性化してくれるのです。

 

 

しかし、先にも書いたように運動が適度なストレスの範囲内である必要があり、またすぐに効果が出るわけではなく長期間継続的に行う必要があります。

このため、脳の活性化や海馬などの機能向上を考えると気持ちいいと感じられる程度に歩いたり、筋力トレーニングを行うことが大切です。

 

ぜひ、運動してメタボ解消などの身体的向上だけでなく、脳も活性化していきましょう。

 

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