【素朴な疑問】何となく気になるは言っても良いの?

内容を説明している男性

先日、「背中がのっぺりしていてどうしたらいいんだろう」というお話を伺いました。

ご本人にこうなりたいという理想像のようなものはなく、なにをどうしたらいいのやらというお話でした。

どう伝えたらいいのかわからないけど、ちょっと気になっている。そんなことないですか?

「なんとなく気になる」を言葉にしてみる

まずは、カウンセリングやトレーニングセッションなどの時になんとなく気になっていることを言葉にしてみてください。

なんとなく気になっている部位があるとか、なんとなく姿勢が気になっているとか、そういえば膝がたまに痛くなるとか、「なんとなく変」や「そういえば…」ということを伝えるだけで十分です。

『なんだか変って言ってもわからないだろうな』とか、『これは医者に話すことかな』とか、『これは言っちゃいけないかもしれない』とかそういうことは気にしなくても大丈夫です。

身体のプロですから、動きや状態からなんとなくの原因がどこにあるのかを見極めてくれますよ。

トレーニングだけでなくコンディショニングで改善することも

色々トレーニングしてみたけどあまり改善しなかったということもあるかもしれません。

特に多いのは、巻き肩による姿勢の崩れや背中にメリハリがないとか、内股やガニ股により骨盤周りに筋肉や脂肪がついたり、ふくらはぎや太ももが太いなどのお悩みです。

これらは、むしろ原因となっている巻き肩や内股やガニ股の方を先に修正しることで、改善されることの方が多い事例です。

ストレッチやコンディショニングといった鍛えるだけでなく、緩める、ほぐすと言った選択肢も時には重要です。

間違ったトレーニングはかえって助長する

トレーニングをしているとかえって「なんとなく変」が悪化することあります。

姿勢を改善しようとしてトレーニングを始めたのに、巻き肩を誘発するベンチプレスやチェストプレスで重いウェイトをやっていたために、かえって巻き肩が強くなり、猫背がひどくなってしまった。

背中を引き締めようと、背中の筋肉を鍛えていたつもりが、首周りや肩ばかりがどんどん太くなってしまった。

これらは、やるべきトレーニングメニューが間違っていたり、フォームが正しくないために起こってしまったことです。

最近は、肩こりに効くとか腰痛に効くなど、多くのブログや動画がアップされています。

それらを見て、トレーニングを始められるのはとても良いことだと思いますし、動画などで分かりやすくなっています。

ただ、元々動かしづらいから硬直してしまっている部位を動かそうとしてもなかなか動かないことが多く、かえって助長することもあるので、誰かにチェックしてもらうことはとても大切だと思います。

もしも、ちょっと気になっていたら「なんとなく変」を伝えてみてはいかがですか?