
【天気痛】雨の日に頭が痛くなるのは気のせい?
- 素朴な疑問
- 2025/11/28
- 2025/11/28


実はこの”天気痛”、医学的には気象病と呼ばれています。
お医者さんの間でも研究が進んでいて、愛知医科大学病院には「天気痛外来」という専門の外来があるほど。
だから、「気のせい」でも「怠けてる」わけでもないんです。
あなたの身体が、ちゃんと空の変化を感じ取っている証拠なんですよ。
天気痛の原因とは?身体の中で何が起きているの?
「でも、どうして天気で身体調が変わるんだろう?」
そう思いますよね。
実は、気圧の変化と耳の奥(内耳のセンサー)と自律神経が関係しています。
- PHASE 01
- 耳の奥の
「お天気センサー」が反応 -

耳の奥深くにある「内耳」という場所。ここに、気圧の変化を感じ取る小さなセンサーがあるんです。
低気圧が近づくと、このセンサーが「あれ?なんか変わった?」と反応し始めます。
- 耳の奥の
- PHASE 02
- 脳が「環境が変わった!」
と慌てる -

センサーからの信号を受け取った脳は、「大変!環境が変わったみたい!」と、少し大げさに反応。
防犯ベルが風で鳴っちゃうような感じ、といえば伝わるでしょうか。
- 脳が「環境が変わった!」
- PHASE 03
- 自律神経がバタバタして
身体が不安定に -

脳からの「大変だ!」という信号を受けて、自律神経も慌ててしまいます。
血管をギュッと縮めすぎたり、痛みに敏感になったり…。
結果として頭痛や肩こりなどの天気痛が現れるんです。
- 自律神経がバタバタして
その結果として現れるのが、
- ズキズキする偏頭痛
- 首こり・肩こり
- めまい
- 耳鳴り
- 古傷の痛み
- 気分の落ち込み
といった症状たち。
これがまさに「天気痛」と呼ばれるものなんです。
つまり天気痛は、「弱いから」じゃなくて、
身体がちゃんと働いている証拠でもあるんですね。
「私だけ辛い…」には理由があります(天気痛になりやすい人の特徴)
同じ家にいるのに、自分だけ調子が悪い。
「なんで私だけ?」って、ちょっと悲しくなりますよね。
でも、それにはちゃんとした理由があるんです。
🌬️理由1:センサーが繊細なタイプ
乗り物酔いしやすい方、耳のセンサーがとっても繊細。
ほんの少しの気圧の変化も敏感にキャッチしてしまうんです。
これは「弱い」んじゃなくて、感じ取る力が強いということ。
体質なので、自分を責めなくて大丈夫ですよ。
☕理由2:がんばりすぎて「コップ」が満タン
私たちの身体には、ストレスを溜める「コップ」があるとイメージしてください。
お仕事、家事、睡眠不足、気を遣う人間関係…
毎日少しずつ、コップに水が溜まっていきます。
そこに「気圧の変化」という一滴が落ちると、
ザバーッと溢れるように、症状が出てしまうんです。
だから天気痛がひどい日は、
「最近、ちょっと頑張りすぎてたかも」という
身体からのお手紙なのかもしれません。
💫理由3: 古傷が気圧を覚えている
昔ケガをした場所、手術した場所。
そういうところは、神経が敏感なまま残っていることがあります。
気圧が変わると、そこだけ「痛みのスイッチ」が入りやすい。
身体が過去を覚えているんですね。
薬に頼る前に!今日からできる天気痛対策「耳マッサージ」
「じゃあ、どうすればいいの?」
大丈夫。お薬に頼る前に、自分でできるケアがあります。
ポイントは、耳まわりの血流を良くして、センサーを落ち着かせること。
おすすめは、どこでもできる「耳マッサージ」です。
くるくる耳マッサージ
朝・昼・晩、気づいたときにやってみてください。
- STEP 01
- やさしく引っ張る
-

両耳を軽くつまんで、上・下・横へそれぞれ5秒ずつゆっくり伸ばします。
いた気持ちいいくらいの強さで、「伸びろ〜」と優しく。
- STEP 02
- 後ろにくるくる回す
-

耳を横に軽く引っ張りながら、後ろ方向へゆっくり5回まわします。
耳まわりの血流がふわっと温まってくるのが目安。
- STEP 03
- ぱたんと折りたたむ
-

耳全体を手のひらで包むようにして折り曲げ、5秒キープ。
耳の奥のセンサーがふっと落ち着く、やさしい仕上げのステップです。
どうですか?
耳がじんわり、ぽかぽかしてきませんか?
それが血行が良くなっているサイン。
内耳のむくみがとれて、センサーの過敏さが和らぎますよ。
「あ、きそう」と思ったら温める
なんとなく調子が悪くなりそう…と感じたら、
耳の後ろや首元を温めてみてください。
ホットタオルでも、お湯を入れたペットボトルでもOK。
じんわり温めるだけで、自律神経が落ち着きやすくなります。
冬場は、耳を冷やさないようにイヤーマフや帽子もおすすめです。
天気と上手に付き合っていこう
天気は変えられないけれど、
身体のリズムを整えて体調の波を小さくする工夫はできます。
たとえば、天気予報を見て
「明日は雨だから、今夜は早めにお布団に入ろう」
と決めるだけでも、身体の負担はずいぶん違います。
「頭痛ーる」などの天気痛予報アプリを使えば、
「あ、明日は気をつけよう」と心の準備もできますよ。
頭痛の回数が多かったり、 いつもの薬が効かなくなってきたら、 無理せず病院に相談してくださいね。 「たかが頭痛」と我慢しすぎないことも、大切です。
最後に
辛い日は、無理しないでくださいね。
「今日は関東地方の低気圧のせい」
そう思うだけで、心がすこし軽くなります。
身体は「年齢」じゃなくて、「どう使うか」で変わります。
今日のちょっとした耳マッサージが、
来月の、来年のあなたを、少しラクにしてくれるかもしれません。
あなたの身体は、ずっとあなたの味方です。
その声に、やさしく耳を傾けてあげてくださいね。
耳マッサージはどのくらいの頻度でやればいいですか?
朝・昼・晩と、気づいたときに1日3回程度行うのがおすすめです。1回あたり1〜2分程度で構いません。特に天気予報で低気圧が近づくと分かっている日は、予防的に行うとより効果的です。習慣化することで、天気痛の症状が軽減されやすくなります。
天気痛は病院で診てもらえますか?
はい、大丈夫です。気象病専門の診療を行っている病院も増えてきており、症状がひどい場合は医師に相談することができます。我慢せずに、辛い時は医療機関に相談することをおすすめします。






