どっちにしようか悩んだとき、ダイエットの基本は今でしょ!

道標

メタボという言葉もすっかり浸透して、女性だけでなく男性もダイエットや減量を目的とする方が増えてきました。

しかし、お付き合いや旅行など誘惑も多く、継続ることはなかなか難しいようです。

そんな時、どうするかを決める基準をどこに置いていますか。

今を生きる

例えば、『3か月で5kg痩せる』という目標を立てたとしましょう。

3か月は思ったよりも長い期間でもあり短い期間でもあります。

日々の仕事をこなしていくと3か月はあっという間ですが、大好きな甘いものを食べないとすると3か月は途方もなく長い期間でしょう。

もう3週間我慢してるとか、まだ2か月も我慢するのかと過去と未来を数えて、悶々としてしまうのではないでしょうか。

こんな時は、今の現実を見ましょう。

「今、ダイエットをしているから、このお菓子は食べない。」

「今、ダイエットをしているから、お酒は1杯だけにしておく。」

など、「今、どうするか」を今基準で判断します。

あんなに食べたかったお菓子も、翌朝にはそんなに特別食べたいとも思わなくなるでしょう。

1杯にしたから調子いいなぁと思うかもしれません。

そんな風にとにかく指折り過去や未来を数えるのではなく、今現在どうするか今基準で考えましょう!

危険な誘惑!モラル・ライセンシング効果

モラル・ライセンシング効果というのは、『何か良いことをすると自分を甘やかしたり、自分の好きなように行動してもいいと考えること』です。

「今日は、スタジオレッスンに2本も参加してしっかり汗もかいたから、ケーキを食べても良いよね。」

など、運動をした(良いこと)から、ケーキを食べる(自分を甘やかす)という行為を受け入れやすくしてしまうのです。

例えケーキのカロリーに見合う運動をしたとしても、運動をしたからとか、昨日は我慢したからという何かの行為を交換条件にケーキを食べるのはNGです。

なぜなら、モラル・ライセンシングは、誰かに親切にしたとか、誰かに褒められたなどの直接ダイエットに関係ないことまでもケーキを食べる理由になってしまうからです。

今、そのケーキを食べるべきかどうかは、過去の行動の結果ではなく、今どうするかを今基準で決めることが大切ですよ。

今基準で判断したならくよくよしない

旅行で食べ過ぎてしまったとか、普段行けそうもないお店だからついついでデザートまで食べてしまった。

そんなこともあるかもしれません。

しかし、それは今しかできない体験だったかもしれません。

今基準で食べると決めたのならば、食べたという結果にはくよくよしないようにしましょう。

罪悪感がストレスになってかえって食べ過ぎてしまったり、ダイエット自体を諦めてしまうことになりかねません。

くよくよ考えるよりも、食べると決めたときは、しっかり食べて美味しかったと満足しましょう。

そのうえで、1週間などの長いスパンで運動量と食事量で調整するように意識してみましょう。

食べないという抑制は、かえって欲求として溜まってしまいある日爆発してしまうことも。

であれば、今どうするかと決めて、その結果はしっかりと楽しんだうえで、次にどうするか決めましょう!